特集1 実践にいきるフィジカルアセスメント
【特別寄稿】―看護教員、看護学生に伝えたい!―身体診察、手あての奥深さ
平島 修
1
1徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター
pp.698-700
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202173
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
私は「手あての医療で溢れるセカイを目指して」という理念で、11年前(2012年)から身体診察をテーマに全国の研修病院や大学で実技指導を中心とした講演活動を、4年前からはインターネット(YouTube)でも発信活動を行ってきました1)。そして私は、鹿児島県奄美大島という離島で、全国から地域研修として研修医を受け入れる総合病院で現場教育をしながら医療活動を行う総合診療医でもあります。
講演活動は主に医学生や若手医師向けが多いのですが、年に数回は看護師や救命救急士を対象にしたワークショップを行うことがあり、その参加者は医師に増して積極的に質問され、身体診察教育のニーズの高さを感じます。とはいえ、コロナ禍においては集まって勉強をする機会が激減しました。社会の変化とともに教育のあり方も目まぐるしく変化するなかで、教育者である看護教員、そして看護学生に向けて、身体診察教育で残すべきもの、変化すべきものという視点でお伝えできればと思います。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.