連載 看護教員のつぶやき・no.3
看護系大学に所属する若手教員の能力開発
土肥 美子
1
1大阪医科薬科大学看護学部看護学科
pp.618-621
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201993
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看護大学教員の能力開発支援の重要性
最近、看護教員としてスタートを切られた皆様は、授業運営や実習指導などをいきなり任されて困ることはありませんか? 私も看護教員になりたての頃は、どのように対応したらよいのかずいぶん悩みました。
一般的に、大学教員になるためには修士もしくは博士の学位が求められます。一方で、修士・博士課程(大学院)の多くは、研究能力の修得を中心としたカリキュラムが組まれています。加えて、看護大学教員には、看護師養成所の教員が受講することができる専任教員養成講習会のような公的支援は見当たりません。そのため、看護大学教員は着任後、上司の指導のもと経験を積みながら、必要な能力の獲得に努めているのが現状です。
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