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書評 看護教員のための学校経営と管理 第2版
鳥井元 純子
1,2
1大阪府看護学校協議会
2美原看護専門学校
pp.953
発行日 2020年10月25日
Published Date 2020/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201592
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自校の活動に置き換えて、教育の向上をめざそう
本書の初版を読んだとき、都立の看護専門学校は互いに連携を取り合い、定期的に校長会をもつことで、教育の透明性、健全性、遵法性を高め、併せて説明責任を果たし管理責任の明確化を図ることで、平等な教育の実施、学力の向上を実現したのだと思った。そして、その実践過程がわかりやすく書かれていたことから、全国の看護専門学校の管理者や看護教員のバイブルに近い存在となることが容易に想像できた。
私が大阪府看護教員養成講習会で「看護学校経営」の講義を担当するようになったのも、この初版が刊行された頃であった。看護学校の経営や管理について系統立てて構成された本書の初版は受講生にもとても理解しやすく、以来参考文献の最初に記載するようにした。また、教務主任養成講習会の「看護学校経営」においても同様に活用してきた。
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