連載 コミュニケーションの「困った」をスキルで解決!・6
学生の悩みの核心を確認する―勉強に集中できずに悩んでいる学生への対応(その2)
藤澤 雄太
1
1国立看護大学校
pp.868-871
発行日 2020年9月25日
Published Date 2020/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201577
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看護学部2年生のAさんは、以前、実習前に不安が強くなり学習が手につかないことを相談するために教員を訪ねて来た学生です。看護学生、サークルのリーダー、アルバイトという複数の役割をもつなかで、どのように行動すればいいのか悩んでいました(連載第1回参照)。
実習も終わって1か月が経ったころ、Aさんからメールがありました。先日の相談後、以前に比べて学習に集中できるようになったこと、気持ちの整理が少しできたことを教えてくれました。しかし、現在は実習が終わったものの、思うように学習できずにいるため相談したいということでした。
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