特集 カリキュラム編成のヒント 臨床判断能力を育む取り組み
臨床判断の基礎的能力を育むための授業案―教務主任養成講習会の成果から①
真砂 由紀代
1
,
池西 静江
2
1美原看護専門学校
2一般社団法人日本看護学校協議会
pp.108-118
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201421
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看護基礎教育で臨床判断の基礎的能力を育む意義について、看護基礎教育検討会(以下検討会)報告書1)では「専門基礎分野」で解剖生理学や薬理学などを充実させ、臨床判断の基盤を強化するための講義・演習の充実を図ること、「専門分野」の基礎看護学でも、臨床判断の基礎的能力や倫理的判断・行動に必要な基礎的能力を養うことが明記された。
筆者(真砂)は、2019年7月、日本看護学校協議会主催の教務主任養成講習会(以下、講習会)において、看護教育方法・評価演習(1単位30時間)を受講した。「臨床判断の基礎的能力を強化するための教育方法・評価」について、逆向き設計の視点から構築し、効果的な教育実践について学ぶ機会となった。そこで本稿では講習会でのグループワーク演習の成果を報告するとともに、実践における今後の課題を明確にする。
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