焦点
【座談会】『専門職連携教育ガイドライン』活用に向けて
池西 静江
1
,
酒井 郁子
2
,
渡辺 美保子
3
1一般社団法人日本看護学校協議会
2千葉大学大学院看護学研究科附属専門職連携教育研究センター
3ポラリス保健看護学院
pp.52-60
発行日 2020年1月25日
Published Date 2020/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201406
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
「必要性の理解」からの進化
池西 このたび、一般社団法人日本看護学校協議会から、厚生労働省の看護職員確保対策特別事業に基づき渡辺美保子先生を検討委員長として、「専門職連携教育ガイドライン」(以下、ガイドライン)*1を刊行しました(表1)。この分野について、学問的に、かつ実践的に長く追究されてきた酒井郁子先生にご協力いただきました。
専門職連携実践の重要性は、以前から言われています。しかし、特に看護師養成所の場合、単科の学校が多いこともあり、専門職連携についての教育をどのように進めるのかがよくわからなくて、教育の目標には掲げていても教育内容にうまく取り入れられていない現状もあると思います。そこでもう少し踏み込んで、「じゃあ、どうやって連携するの?」という具体的なヒントを示して、養成所がしっかりと専門職連携教育に取り組むことを推進する意図で、このガイドラインを作成しました。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.