特集 病院におけるIT化の新局面
【座談会】電子カルテをここまで活用している
紀ノ定 保臣
1
,
酒井 順哉
2
,
平川 秀紀
3
,
神野 正博
4
1岐阜大学大学院医学系研究科医療管理学講座医療情報学
2名城大学大学院都市情報学研究科保健医療情報学
3山形市立病院済生館
4特別医療法人財団董仙会恵寿総合病院
pp.1013-1020
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101076
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神野 本日は,テーマを「電子カルテをここまで活用している」と銘打って,各方面でご活躍の先生方にお集まりいただきました.電子カルテは普及も進み,その役割や導入の利点といった議論は既に終わっていると理解してよい時代ではないでしょうか.そこで次の段階としては,電子カルテによって集めたデータの活用法ではないかと思います.
また,今年国が打ち出した「医療・健康・介護・福祉分野の情報化グランドデザイン」は広い範囲での情報化の指針です.あるいは2011年までに必須化されるレセプトオンライン化,あるいは特定健診のコード化によっても,さまざまな情報が否応なしにデジタル化されることになります.まさにこういった時代に,私たちは電子カルテとどうつきあっていくべきかを考えてみたいと思います.
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