特集 臨床実習の課題と展望
[座談会]臨床実習の問題解決に向けて
高村 雅二
1
,
彦田 龍兵
2
,
矢野 幸彦
3
,
吉尾 雅春
4
Takamura Masaji
1
,
Hikoda Ryuhei
2
,
Yano Yukihiko
3
,
Yoshio Masaharu
4
1時計台病院リハビリテーション部
2南大阪療育園訓練部
3東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科
4札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
pp.153-169
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105506
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吉尾(司会) 今日はお忙しいところをお集まりいただき有り難うございます.
最近,医療をめぐる情勢が随分変わってきていて,消費者運動というか,患者さんたちが当然のごとく権利を主張するようになってきて,その主張に対して私たちも応えていかなくてはいけない,そういう時代になっています.一方,理学療法士や作業療法士に対する需要の高まりを背景に,産めよ増やせよとばかりに養成校が乱立して,巷では学生の質の低下がいわれたりしています.また,4年制大学が増えたことで動機づけの乏しい学生たちが入学してきて,そういう学生たちが臨床実習に出ていって種々な問題を引き起こしているようです.
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