特集 まず、自分をいたわるために―マインドフルネス&セルフ・コンパッション
マインドフルネス&セルフ・コンパッションの体験エクササイズの紹介
岸本 早苗
pp.460-465
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201255
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みなさんで体験できるエクササイズとして、今回は4つご紹介します。
スージング・タッチ(ホッといたわりを感じられるタッチ)やセルフ・コンパッション ブレイク(自分への思いやりとともにひと休み)は、マインドフルネス&セルフ・コンパッションの基本とされるもので、日常生活のなかで疲れたなあ、ストレスを感じるなあというとき、自分をいたわってあげたいときに気楽に行うことができます。
親愛のこもった呼吸の瞑想や、コンパッションを受けとり与える瞑想は、マインドフル セルフ・コンパッション(MSC)で扱うコアの瞑想3つのうちの2つ。親愛のこもった呼吸の瞑想は、自分に栄養を与えてあげながら心身ともに落ち着く助けになるでしょう。コンパッションを受けとり与える瞑想は、「自分を見失わずに相手を愛する」瞑想とも言われていて、他者を思いやり、疲労や燃え尽きを感じうる医療者の方には、ぜひ取り入れていただきたい瞑想です。
呼吸を感じるとき、呼吸を追いかけたり、毎回意識を向けなきゃと、無理する必要はまったくありません。数回に一回でも十分。からだにゆだねながら、ご自分のペースで。
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