特集 まず、自分をいたわるために―マインドフルネス&セルフ・コンパッション
バーンアウトを防ぎ、ケアの質を高めるために―臨床とマインドフルネス&セルフ・コンパッション
佐藤 寧子
1
1独立行政法人国立病院機構東京医療センター
pp.446-453
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201253
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リエゾンナースとして、疲弊する看護師に向き合う
精神看護専門看護師は、日本看護協会が認定する専門看護師の一領域であるが、そのなかでも、リエゾンナースと呼ばれる看護師は、精神看護の知識を一般総合病院の患者ケアに適用し、看護師による全人的なケア提供を側面から支援する専門看護師である1)。
筆者は一般科に入院している患者に対する精神科医療を行う精神科リエゾンチームの一員であるとともに、「看護師のための看護師」であることをめざして、組織横断的に活動している2)。リエゾンナースとして、看護師のメンタルヘルス支援も重要な役割の1つである。具体的には、院内看護教育に参入しての教育的な支援、看護師の個人的なメンタルヘルス相談や看護師グループへの支援がある。
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