特集 授業はプレゼンだ!
「伝えること」の重要性をいつもの授業で伝える
近藤 麻理
1
1関西医科大学看護学部
pp.348-352
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201231
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プレゼンを見るのは楽しい
2018年3月に「スーパープレゼンテーション」1)という番組が終了しました。7年間続き、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長の伊藤穣一教授がナビゲーターをしていたことでも有名な番組です。世界の人々がプレゼンテーション(以下、プレゼン)を行う、TED Conference(テド・カンファレンス)*から選ばれた素敵なプレゼンに、伊藤氏とスプツニ子氏(同メディアラボ助教、当時)との対話による解説も加えられていました。番組終了後もTED Talks2)での無料動画配信などがあり、TEDを知らなかったという方もインターネットで今すぐに視聴できます。
この動画は1本10〜20分程度なので通勤や移動時にちょうどよく、私はある時期に毎日見ていました。TEDでは自分のアイデアを世界中の人々に伝えたいと情熱をもっている人がプレゼンするため、その内容には大きな魅力がありますが、それ以上にプレゼンターが練習により獲得したプレゼンのスキルに目がいき、「なんて素晴らしい伝え方だろうか」と感激しながら見ていました。
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