特集 「母性」「小児」「老年」の概念を変える 家族のダイバーシティ
育成期家族の多様性と“拡大する”小児看護─多様化すること,変わらないこと
佐藤 奈保
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1千葉大学大学院看護学研究科小児看護学専門領域
pp.962-968
発行日 2018年11月25日
Published Date 2018/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201117
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育成期家族とは,子どもを産み育てる時期の家族を指し,家族周期の視点からは養育期,教育期に相当する。すなわち,家族員に養育が必要な子どもを少なくとも1人は含む家族であり,小児看護が主に支援の対象とする家族である。
本稿では,育成期家族の多様化と小児看護の課題について,家族と家族員の発達の視点を交えて考える。また,最後に学生の家族の多様性と小児看護学基礎教育についてもふれる。
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