増大号特集 実習指導 虎の巻
第2部 ここが知りたい実習指導
経験のない領域・病棟の実習指導を任されたらどうすればよいか─他領域での経験を活かしつつ,学生とともに成長する機会に
松本 有加
1
1淑徳大学 看護栄養学部看護学科
pp.673-675
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201049
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私は大学を卒業し,看護師として3年半,糖尿病・腎臓内科・呼吸器内科病棟を経験した。当時4年目の自分は徐々にリーダー業務にも慣れ,周りを見て動けるようになった時期であり,退職後すぐに非常勤実習助手として実習指導をすることになった。臨床では断片的に学生指導に携わったことはあったが,臨床指導者講習などの受講歴もない自分が,教員として指導するのは初めてで,不安を抱えながら実習指導に取り組んだ。そして,そんな私が初めて指導で行くことになったのは,臨床での経験がまったくない精神看護学の領域だった。ここでは,初めての実習指導を経験するなかで自分が気づいたことを3つの局面に沿って振り返る。
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