特別寄稿
島嶼保健看護の高度実践看護師教育の実際〈後編〉─島で活躍する修了生の活動
神里 みどり
1
,
新里 裕子
2
,
下地 和枝
3
1沖縄県立看護大学
2沖縄県立北部病院附属伊平屋診療所
3沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
pp.1012-1016
発行日 2017年12月25日
Published Date 2017/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200881
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はじめに
沖縄県立看護大学大学院では,特徴の1つとして,プライマリ・ヘルス・ケアに基盤をおいた新たな教育課程を構築し,島嶼保健看護を専門とする高度実践看護師の育成を行っている。その教育課程については,前編にて,本大学院のカリキュラム概要を紹介した1)。後編では,2014(平成26)年3月に修了した大学院生2人に,修了生の活動の実践事例の一部を紹介してもらう。
修了生の主な活動拠点は,沖縄県の小離島診療所や小離島を支援する中核離島・本島の離島支援病院である。修了後約半年から1年しか経過しておらず,高度実践者としての活動は,試行錯誤を行いながら実践してきている現状である。これらの日々の実践事例を積み重ねながら,今後の島嶼保健看護師の役割の明確化につなげていければと考えている。
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