研究報告
島から島への活動の中で
玉木 スミヱ
pp.65-68
発行日 1964年3月10日
Published Date 1964/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203069
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故事来歴のある町
音戸の瀬戸に開通した,紅色に塗られた音戸大橋は,カーブと,らせんで上下したその間にかけられ,おだやかな瀬戸の風景の中に一段と浮き上がり,夢のムードをつくっている.この大橋を渡る時,だれもがこの風景を賛美しながら,知っている人なら清盛を想い出すであろう.
橋を渡れば南に延びる倉橋島となっている.倉橋島は面積72.3km2,人口34,000人余の大きな島である.この島の北部は音戸町(18.14km2)で文化にも恵まれている.南部は倉橋町となり,広島県の最南端で,愛媛県と,山口県にも海で境している.
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