増大号特集 「読む,書く,話す」で,教育力の充実を
「読む,書く,話す」力を身につけ,みがくために
山口 みのり
1
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部看護学科
pp.614-619
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200799
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「読む,書く,話す」─どの能力も,教員にならずとも学生のうちから必要とされている。未知の知識の説明を並べられた文章,難解な論述や抽象的な概念の多い書を苦手にしていた私にとって,それらを「読む」ことは常に苦痛であり,要点をまとめ自分の考えを展開してレポートを「書く」ことは容易ではない作業だった。さらにそれを人に伝わるように「話す」ことは別次元の能力とも思っていた。その苦悩を今も変わらず抱えている自分を振り返りつつ,私見を述べたいと思う。
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