特集 「やってくる」事前課題をつくろう!
─私たちは事前課題にこう取り組んでいる(1)─「看護過程の展開」に活かす─成人看護方法論Iの演習での活用
眞鍋 知子
1
1了徳寺大学健康科学部看護学科
pp.412-418
発行日 2015年5月25日
Published Date 2015/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200216
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はじめに
学生がより具体的な場面を想定できるような思考を育てることをねらいとし,これまで技術演習で事前課題を活用してきた。成人看護学における技術演習は,「術前・術後の看護技術」「十二誘導心電図によるモニタリング」「ストーマケア」であり,学生がやってきた事前課題を活かして技術演習ができるような授業を実施してきた。そして教員は,技術演習の実施を通して事前課題の達成度を評価し,さらに技術演習後のグループディスカッションにより課題が未達成である部分の充足や知識の共有ができるようにかかわってきた。このようなことをふまえ,今回,成人看護学における事例展開を学習するプロセスで取り入れた事前課題について述べる。
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