特集 本当に伸ばすためのコミュニケーション教育
看護コミュニケーションを学問として教授するスキル
篠崎 惠美子
1
,
藤井 徹也
1
1聖隷クリストファー大学
pp.314-317
発行日 2015年4月25日
Published Date 2015/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200189
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看護コミュニケーション教育の背景
看護基礎教育課程を含め,医療コミュニケーションについて実践を伴うスキルとして教育する方法が十分に確立されているとは言えない現状があります。これには,コミュニケーションの適応範囲は,莫大であり,学際的な性格を有していることが理由に挙げられるでしょう。
とはいえ,近年は,医療のコミュニケーションに関する実践的な教育の試みが行われつつあります。筆者は,これまでに医学教育,薬学教育,歯学教育,看護教育に携わる有志で構成された東海地方医療者のコミュニケーションを考える会において,教育方法などの検討を重ねてきました。このように,医療コミュニケーションについて,各学問領域で教育をする教員が,集まって検討することも重要です。
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