Scramble Zone
経済連携協定(EPA)による外国人看護師候補生に対する新たな学習支援
柿原 奈保子
1
,
田中 沙恵
2
,
徳田 俊江
3
,
新地 浩一
1,2
1佐賀大学医学部看護学科 看護学教育研究支援センター
2佐賀大学大学院医学系研究科看護学専攻
3特定医療法人・祐愛会織田病院
pp.156-159
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200105
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はじめに
わが国は,経済連携協定(EPA)による外国人看護師候補生(以下,候補生)を受け入れるようになって6年が経過した。この受け入れ制度は,国際貢献としての一面もあるが,わが国の地域医療における,深刻な看護師不足を打開するためのひとつの方法という面もあり,両者にとってのニーズといえる。来日した候補生は,マッチングで決定した受け入れ施設にて勤労と学習をし,定められた3年間の間に日本の看護師国家資格取得を目指す。受け入れ施設では,それぞれが学習支援の方法を模索している。しかし,合格率の低迷が問題視されている。そこで,われわれは,受け入れ先の負担を軽減し,候補生の支援を開始した。その概要を紹介する。
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