第2特集 看護学生論文─入選エッセイ・論文の発表
論文部門
在宅における終末期の看護―療養者と家族の苦痛と不安を緩和する関わりを考える
小野 直子
1
1西宮市医師会看護専門学校3年
pp.722-725
発行日 2013年8月25日
Published Date 2013/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102483
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はじめに
今回の実習では,在宅で終末期を迎えているA氏を受け持った。受け持ち当初,A氏は日増しに状態が悪化し苦痛が強く,介護者も在宅療養に不安を覚えて継続を躊躇している状態であったが,訪問を重ねる過程で,A氏も家族も共に安定を取り戻すに至った。この経緯から,どのような関わりがA氏と家族の苦痛と不安の軽減に効果的であったのかを振り返り,考えてみたいと思う。
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