第2特集 看護学生論文─入選エッセイ・論文の発表
エッセイ部門
実習で学んだこと
山田 愛
1
1自衛隊中央病院高等看護学院1年
pp.696-697
発行日 2013年8月25日
Published Date 2013/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102473
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私は小さい頃から看護師になることが夢だった。しかし,なぜ看護師になりたいのかと聞かれ考えても,正直よくわからなかった。ただ,優しいというイメージに憧れをもち,看護師になりたいと思っただけだった。そして高校卒業と同時にこの学院へ入学した。
10か月が経ちいよいよ,実習が始まった。私が受け持つことになったのは,肺がんの男性。自立度が高く,コミュニケーション中心の関わりであった。患者さんは私が「お話聞かせてください」と言って病室に入ると,いつもにっこりとして話をしてくれた。家族のこと,仕事のこと,そして,好きな本のことなどたくさん話してくれた。
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