増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第3章 生殖補助医療の調節卵巣刺激
内因性LHサージ抑制法
プロゲステロンによる新しい内因性LHサージ抑制―PPOS法による調節卵巣刺激
山田 愛
1
,
塩谷 雅英
1
1英ウイメンズクリニック
pp.165-170
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210662
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▶progestin primed ovarian stimulation(PPOS)法は,プロゲスチンを内服しつつ刺激を行う,全凍結を前提とした新しい調節卵巣刺激法である.
▶PPOS法は,調節卵巣刺激中のLHサージ抑制効果を有し,従来のアゴニスト法やアンタゴニスト法と比較して遜色のない採卵成績および臨床妊娠率が得られる方法である.
▶プロゲスチン剤の選択と至適投与量,開始のタイミング,トリガーの選択に関する知見が積み重なり,幅広く臨床応用されるに至っている.
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