第2特集 看護学生論文─入選エッセイ・論文の発表
論文部門
思春期の患者との関係が看護に及ぼす影響―自己像の再統合へ向けた関わり
玉城 香澄
1
1行岡医学技術専門学校3年
pp.687-689
発行日 2012年8月25日
Published Date 2012/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102163
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はじめに
思春期は子どもから大人へと心身が発達し,責任を担う立場になる準備段階である。また自己と向き合い心理的動揺を体験しながら自分とは何かを考え,他者との関係が影響を及ぼす時期でもある。
今回,飛び降り事故で入院したA氏を受け持った。A氏との関わりで「患者対看護者」の段階から「人間対人間」への意識に変化した自己のプロセスを振り返り看護において相互関係を発展させ,患者と共に成長できたので報告する。
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