連載 PBL再考 教員として体験したマクマスター大学におけるPBL・1【新連載】
Problem-Based Learning(PBL)との出会い
Mernagh 豊澤 英子
1,2
1大分大学医学部看護学科
2前マクマスター大学健康科学部看護学科
pp.56-60
発行日 2012年1月25日
Published Date 2012/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101973
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ご挨拶
『看護教育』読者の皆様,看護を学ぶ場,教える場,あるいは臨床の場などさまざまな立場でご活躍のことでしょう。今回の連載を通して,カナダにおける教育実践についてお話しさせていただきます。
私は,日本で臨床ナース,そして大学教員として働いた後に,50歳でカナダのオンタリオ州へ移住し,看護教員として働く機会を得ました。日本での経験がほとんど通じない,まるで新米教師のような気分に陥ったり,語学の壁に圧倒されたり……の日々。しかし,それはまた,これまで培ってきた人間観と教育観を大切にしたい,との想いをさらに強くした日々でもありました。教師として,一人の人間としての自身を深く深く考えさせられながら奮闘した日々を振り返るとともに,日本とカナダの両国で看護教員として働いた経験を活かしながら「看護教育とは」「教育とは」について改めて考えてみたいと思います。
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