連載 学生の目 教員のまなざし・8
いま私にできること
松田 智恵子
1
,
阿部 亮子
1
1公立岩瀬病院附属高等看護学院
pp.581,605
発行日 2011年8月25日
Published Date 2011/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101819
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- 文献概要
「先生,私たちにできることはないですか? 何かしたいんです」
震災から4日目のことだった。自分たちも被災しており,放射能も落ち着かない状況での言葉。余震も続き学生の心身の安全を考え躊躇したが,「家にじっとしていられないんです」という学生のまなざしと言葉に押され,病院と避難所にボランティア活動に行くことにした。足浴を行うため,ライフラインが十分ではない避難所にはポットにお湯や水も持参し,活動は3週間にわたった。
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