特集 ユニフィケーションシステムを導入した神奈川県立の看護専門学校
はじめてユニフィケーションシステムを導入して見えたこと―病棟の変化から病院の変化へ
長場 直子
1
,
清水 奈津子
1
,
浅山 真規子
1
,
戸田 奈菜
1
,
上田 規子
1
1神奈川県立がんセンター
pp.287-290
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100035
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平成15年4月より,神奈川県立がんセンターと神奈川県立よこはま看護専門学校とのユニフィケーションシステムが導入された。導入にあたっては,平成15年3月19日に開催された看護係長会議において,県の医療整備課と看護専門学校より概要の説明が行われた。今までも実習指導者会議等を通して,看護師養成機関との教育に関する連携は行われてきた。しかし,内容は臨地実習に関連したことや学習や実習状況の確認等であり,共同して何かを行うという状況ではなかった。
また,ユニフィケーションについては,大学と病院との連携についての状況は雑誌などで理解をしていたが,看護専門学校と病院とのユニフィケーションについての情報を得ることは少なく,示されたユニフィケーションシステムをすすめていくといった漠然とした受け止めであった。兼務教員が看護実践能力を高めるための場の提供について最大限の協力を行うことを共通理解し,受け入れ病棟と学校とで具体的な勤務の状況などの打ち合わせが行われスタートした。
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