特集 男が看護を学ぶこと
「ソワニエ」で看護を学ぶ男たち―看護“男女共学”の長所と課題
持田 千里
1
,
川西 久枝
1
1ソワニエ看護専門学校
pp.274-278
発行日 2011年4月25日
Published Date 2011/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101723
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はじめに─3割が男子学生の風景から
男女雇用機会均等法,男女共同参画社会基本法の実現をめざす現代社会の中で,看護界は逆現象として,女性が圧倒的多数を占めている。しかし,本校は看護師養成施設の中ではまれにみる男子学生の多い学校らしく,今回の寄稿依頼が飛び込んだ。たしかに総定数120名に対し,現在37名の男子学生が看護を学んでいる。休憩時間のグラウンドを眺めると,いつも男子たちが10名以上でサッカーに汗を流している。その風景を見て,誰が看護学校と思うだろうか。
本稿では,本校の男子学生たちの学びの状況を紹介し,看護教育における“男女共学”の長所と課題について考えたい。
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