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TVT手術—長所と落とし穴
TVT Operation: Advantages and Pitfalls
近藤 厚生
1
,
木村 恭祐
1
,
磯部 安朗
1
,
弓場 宏
1
,
上平 修
1
,
松浦 治
1
,
大川 麻子
2
Atsuo Kondo
1
1小牧市民病院泌尿器科
2北里大学医学部泌尿器科
キーワード:
TVT手術
,
日帰り手術
,
腹圧性尿失禁
Keyword:
TVT手術
,
日帰り手術
,
腹圧性尿失禁
pp.687-691
発行日 2001年7月20日
Published Date 2001/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903318
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TVT手術はスリング手術の1つであり,恥骨尿道靭帯の失われた機能を代償して尿禁制を獲得する。この手術は局所麻酔下に施行でき,低侵襲手術であり,patient-friendlyであり,日帰り手術として活用できる。手術予定患者では,腹圧性尿失禁であること,および排尿筋の収縮力が正常であることを確認し,手術前には強い咳嗽で水を噴出させる訓練が必須である。手術中は穿刺針を注意深く押し進め,プロリンテープを適切な張力で装着することが重要である。テープの締め過ぎに起因する尿閉や排尿困難が5〜10%の患者に発生する。TVT手術研究会の2年累積尿禁制率は84%(自覚的評価)と61%(他覚的評価)であった。
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