第20回国立病院療養所綜合医学会より
看護学院における男女共学の実態
豊田 充子
1
1国立武蔵療養所附属高等看護学院
pp.16-19
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905564
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はじめに
看護学院における男女共学の歴史は浅く,一般にその重要性が十分に理解されているとはいえない。しかし精神衛生対策が強調される現状から,医療チームの中で看護人のはたす役割の必要性がようやく認められるようになった。当看護学院は,昭和30年以来男女共学を実施し,准看護人15名,看護人16名を卒業させ,現在も10名の男子学生が在学中である。多数の女子学生の中で少数の男子学生を教育する場合,種々の問題につき当ってくる。私どもの体験を顧みて,今後のあり方について述べてみたい。
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