連載 先輩に学ぶ講義法・12【最終回】
柴田淑子先生に聞いた「実習評価」
朝倉 真弓
1
1横浜市病院協会看護専門学校
pp.1118-1122
発行日 2009年12月25日
Published Date 2009/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101365
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私が考える実習評価
実習評価には,大きく分けると『学生を評価する実習評価』と『教員の指導を評価する実習評価』の2つが存在する。『学生に対する評価』は,実習目標に照らして到達度を測定するものであり,『教員に対する評価』は,学生が実習目標を到達するために行った教育指導に対する評価である。
私は,実習評価をする際,「この学生に関する実習評価は,果たして適切であるのか?」「私自身の指導不足から,学生を実習目標に到達させられないのではないか?」など不安になることがある。また,学生にとっても実習はいつもと違う環境での学習であり,学内で学習した内容と臨床で経験する看護援助の違いに困惑したり,どのように看護援助を行っていこうか悩んでしまったりする場である。
そのようななかで実習は行われており,学生は常に評価を意識している。しかし,実習評価は,測定形式で行うことが困難である。そのため,私は,『学生を評価する実習評価』と『教員の指導を評価する実習評価』について柴田先生にインタビューをさせていただいた。
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