われらカンゴ族
母・藤崎淑子さん,息子・博文さん
藤崎 淑子
1
,
藤崎 博文
2
1国立下総療養所
2国立精神神経センター国府台病院手術室
pp.417
発行日 1989年5月1日
Published Date 1989/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922257
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このシリーズで母と息子が登場するのは初めてです.今まで何組かの母息子にご登場をお願いしたのですが,いずれも断られていました.このお2人は同じ学校の淑子さんは2回生,博文さんは30回生です.「私は働き始めてからずっと,家のことより仕事を優先させてきました.子供が熱を出して寝ていても,枕元におにぎりを置いて勤めに行ってしまったりしたのですから,冷たい母親だと思ったでしょうね.結婚したら仕事を辞めようと思っていたのに,ここまできてしまって,結局,看護が好きなんですね.今は家のことを心配しなくてもいいので,私としては一番いい看護がやれているように思うのですけど」
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