連載 先輩に学ぶ講義法・11
上山悦代先生に聞いた「演習評価」
伊藤 徳子
1
1藤沢市立看護専門学校
pp.1032-1036
発行日 2009年11月25日
Published Date 2009/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101345
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私の考える演習評価
私が考えていた演習評価とは,学生が理論学習や生活体験などで学んだ知識や技術を疑似体験(シミュレーション)する1)演習を通して,学生がどのような学びを得たか,知識の理解度や技術の習得に演習の何が役立ったかを知るための【授業評価】としての評価と,学生の技術の習得度を教員が外から見て行う評価のことであった。
一般的な演習評価の方法としては,(1)形成的な評価,(2)学生同士による評価,(3)演習記録による評価,(4)総括的な評価があり,私自身もこのような方法を活用してきた。また,技術の習得については,手順通りに実施できればよいわけではなく,確実に原理原則が理解でき,知識に裏打ちされた技術の習得を評価していくことであると考えていた。
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