連載 演習を中心とした保健婦教育の一つの試み・5
演習で学んだこと—卒業生に聞く
西野 美知子
1
,
津村 寿子
1
,
三宅 智恵子
1
,
萩家 元子
2
,
一木 律子
3
,
石原 君子
4
,
中島 加代子
5
1大阪府立公衆衛生学院
2大阪府守口保健所
3大阪警察病院
4大阪府松原保健所
5九州大学付属病院
pp.102-111
発行日 1976年2月10日
Published Date 1976/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205683
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西野 保健婦雑誌9月号から,演習を中心にした保健婦教育の一つの試みとして,学院の演習の取組について発表をしていますが,本日は過去4年間をふりかえって演習の反省と,卒業してからどのように生かされ,役に立っているかということに焦点をしぼって話を進めていきたいと思います。私どもの学院では46年に教育課程が一部改正された時に,この形式を取り入れたんです。演習のねらいというのは,教育目標にかかげているように,学生の自主性を重んじ,実際面の活用による学習を展開させていくということ,協調性,共同作業のできる能力を養っていく,研究の方法とまとめの力を養っていくということです。初めはどのようにしたらよいか暗中模索で,一番初めのメンバーであった萩家さんなんかずい分困っただろうと思うんです。初めに演習をやった学生時代のことを思い出しながら,印象に残ったことから話していただきたいと思います。
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