連載 看護師が学ぶ「性の健康」教育・5
性の健康はいつでもどこでも,いくつになっても
堀 成美
1
1聖路加看護大学看護学部基礎系看護学・看護教育学
pp.452-453
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101205
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前回は,思春期層へのかかわりとして「何歳から学習するのか」というテーマを取り上げ。今回は,「何歳まで性の健康が問題になるのか?」を考えます。
今でこそ学校で性教育が話題になり,“何を,どう教えればいいのか?”と皆が考えていますが,昔は積極的に扱われていませんでした。“何も教えられていないに近かった”というベテラン教師もいます。
現在の大人の多くが,科学的な(正確な)情報を学ぶ機会を与えられていなかったということは,看護職が地域や病院で出会う中高年は,このテーマの情報が不足しており,必ずしも健康管理がうまくいっていない人だという前提を持つべきかもしれません。
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