随想―視診・聴診
いくつになっても
高山 哲夫
1
1中津川市・国保坂下診療所長
pp.27
発行日 2024年11月21日
Published Date 2024/11/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2946006
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96歳のMさんは糖尿病、心房細動、脂質異常などで通院されています。Mさんはさらに脳外科にも通院され、いわゆる血液サラサラの薬も服用されています。独居であり、外来受診はシルバーカーにつかまり受診です。糖尿病などのコントロールは良好ですが、最近ふらつきが多くなってきました。 「脳外科の先生からは血管が細くなっているところがあると言われました。どうしたらいいのでしょう」。そんなMさんの質問に対し、現在の心房細動からもふらつきが起こる可能性がありますし、現在の薬をしっかり服用していただくこと、転倒されないように注意していただくことをお話ししました。
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