特集 「学び方」を学ぶ―広まる初年次教育への取り組み
看護大学における初年次教育―自己教育力育成の試みとしての教養演習
大城 凌子
1
,
進藤 美樹
1
,
永田 美和子
1
,
武藤 稲子
1
,
比嘉 憲枝
1
,
金城 やす子
1
,
徳田 菊恵
1
,
金城 祥教
1
1名桜大学人間健康学部看護学科
pp.396-401
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
看護学生の学ぶ力の変化と初年次教育の必要性
わが国の看護系大学においても,教育目標のなかに学生の自己教育力の育成を掲げる大学が増えてきている。これは大学が「全入時代」となり大学生の学力低下などの問題が取りざたされてきた社会的な背景にも,その要因があろう。
一方,看護学生や新人看護師については,①物事を自分で判断できない,②主体的な行動ができない,③対人関係が苦手でチームですることが困難である,④患者の安全性を保つ実践技能が未熟,⑤自己認識(評価)と他者からの期待(評価)とのズレに対応できないことなどの報告がなされている1, 2)。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.