特集 社会人入学者のいる教室―より適した教育を目指して
社会人入学者から見た看護教育―いいチームには多様性が重要
カークシー 三友紀
1
1独立行政法人国立病院機構災害医療センター附属昭和の森看護学校
pp.126-127
発行日 2009年2月25日
Published Date 2009/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101130
- 有料閲覧
- 文献概要
子どもとそれ以外の人と助け合いながら生きるために
少子化の影響で18歳人口が減少し,看護学校における社会人学生が増加しているとはいえ,当校におけるその数は学年の1割程度,ましてや子持ちとなると,私以外にひとりふたり,である。なぜこれほど場違いな世界に飛び込んでまで看護師を目指したかというと,一生を通じて他人を直接助ける仕事をしたいと思ったからである。
きっかけは子育てだった。母になる体験を通して自分の両親の苦労,私に生命を委ねている子どもの存在,また援助の手を差し伸べてくださる医療関係者や社会のサポート体制などを知り,人間は助け合いながら生きていると実感したのだ。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.