特集 新卒1年生の居る病院
学生を送り出す立場から―進路担当者が知りたいこと,卒前に準備させていること
林正 健二
1
1山梨県立大学看護学部
pp.1058-1061
発行日 2007年12月25日
Published Date 2007/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100824
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はじめに
本学部では,進学・就職に関する情報収集と学生への情報提供を学生厚生委員会が担当します。委員長の私は,全国から送られてくる求人のパンフレットに目を通す傍ら,求人のために来学される方々と面談しています。学校によっては,教員は実習と講義で手一杯のため,事務職員のみが対応する場合もあるようです。事情は本学部も同じですが,時間の許す限り直接会うことにしています。それは,その医療施設の実情を知るとともに,新卒看護師に何が不足しているかを教えてもらえるからです。本稿では最初に求人パンフレットからどんな情報を得るか,また,来学された方との面談の際,どのような内容を重点的に情報収集しているかを述べます。次に卒業生を送り出すにあたり,2006(平成18)年度より始めたばかりの卒業時技術演習や,現在行っている進路ガイダンスについて紹介します。
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