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看護学生の進路決定過程について
松木 光子
1
,
山口 花江
1
,
福井 典子
1
1大阪府立公衆衛生学院看護部
pp.54-58
発行日 1972年1月25日
Published Date 1972/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906550
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はじめに
高卒以後の教育機関の決定については,その大半が将来の職業分野に関連しているものが選ばれていると考えられる.そして,その進路決定に際しては,個人の能力や要求,準拠集団からの情報の質や量が条件として考慮されているといえる.
看護学生の場合,卒業後の活動範囲からも入学生のほとんどは,看護関係への進路をめざしているといえる.過去数年間にわたり,入学直後に自由作文法によって入学動機および事情について調査したところによると,彼女らには,著しい向学意欲と社会への役割意識をもっており,それらが進路決定過程に強く関与していると思われる.
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