連載 新カリキュラムを追って・2
―カリキュラム改正で,今後の授業をどうつくるか―「看護の統合と実践」のなかにおける看護管理教育を考える
平井 さよ子
1
1愛知県立看護大学看護管理学
pp.814-816,817-818
発行日 2007年9月25日
Published Date 2007/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100769
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はじめに
厚生労働省は「看護基礎教育の充実に関する検討会」を発足させ,2007年4月に保健師助産師看護師養成所指定規則改正案を示した。この動向に呼応して文部科学省でも「大学・短期大学における看護学教育の充実に関する調査協力者会議」を設置し,看護系大学等への適用を検討している。これから看護基礎教育の現場では,2009年4月から,新カリキュラム施行に向けて準備を始めるところまできている。
本稿では今回あらたに加えられた科目「看護の統合と実践」の考え方と,そこで求められる「看護管理」教育について概観し,愛知県立看護大学(以下,本学)で取り組んできた看護管理教育を紹介しながら,これから新カリキュラムを学び臨床に出ていく学生たちに看護管理的能力をどのように身につけさせていけばよいのかの提言を試みた。
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