トピックス
教育カリキュラム改正案,発表される
pp.491
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207638
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3月1日付で,看護系学校の新しい教育カリキュラムが厚生省から発表された。これは,近年急速に高度化し進展しつつある医療および看護の環境の中で,看護職がそうした変化に対応できる判断能力・応用能力・問題解決能力を身につけることをめざしたもので,助産婦教育課程に関しては,1971年以来約20年ぶりの改訂となる。
新カリキュラムの基本的な考え方として,①ゆとりある教育,②高齢化社会に向けて,継続看護や在宅看護など老人に対応できるようにする,③病院医療のみでなく疾病予防から健康教育・リハビリテーションに至る包括医療の基礎的知識を重視,④校内実習や演習等は講義の時間に含め,直接患者に接する実習(臨地実習)を実習とする,といったことがあげられている。
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