連載 私の一冊・28
―がんと向き合い,生徒と考え続けて―大人が真剣に語れば
上野 創
1
1朝日新聞
pp.770-771
発行日 2007年8月25日
Published Date 2007/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100759
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- 文献概要
目をつぶり,まぶたの裏に思い浮かぶ恩師が,あなたにはいますか。表情とともに,声が聞こえてくるような教師と出会ったことがありますか。
看護学部でそんな師を見つけた人もいれば,身をもって教えてくれた患者さんが生涯の先生,という人もいるだろう。だが,思春期に出会う教師の存在はやはり大きいのではないか。
本書の筆者は,大分県の小さな中学校で養護教諭をしていた「山ちゃん」こと山田泉さん。7年前の乳がんの体験をきっかけに,「いのちの授業」に取り組み,今年,2007年の3月,退職した。
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