発行日 1948年7月15日
Published Date 1948/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906349
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まえがき
甲種看護婦生徒の教育に當りまして,日本の看護婦として,70年のよからぬ歴史を經過したことに考えを及ぼしてもこの際如何なる困難に打當ろうとも,こゝで立派な基礎をつくるべきことはナースたるものゝ誰一人として考えないものはないと存じますが直接その教育面に當る私共は朝に夕に如何にして立派なナースとしての卒業生を社會に送るかを心痛致しています。つきましては教育の大きな面では學理的に指示もあり研究もできつゝございますので,その他の日常生活面においてナースとしての教養の一部としての躾を學究的に作らんとして出來上つたものがこの看護婦生徒の日常の心得でございます。若しこの一文がかくした方面の方々の多少の御參考になればと存じまして皆樣方にお目にかける次第でございます。
昭和23年3月1日
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