特集 「看護師2年課程通信制」発足から3年
[通信制1期生からのメッセージ] 人としてどうあるべきかも学んだ
瀬尾 寿子
1
1別府大学附属看護専門学校通信制卒業生
pp.1106-1107
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100547
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私は,北海道から別府大学附属看護専門学校2年課程通信制(以下,本校)に学んだ。札幌市にある260床の単科の中核病院に勤務しており,准看護師免許取得後も,学びたいという思いをもちながら20年が経過していた。その間結婚し,3人の子どもにも恵まれて,上の2人は高校生,下は小学6年生になり,親の手がかからないようになった。仕事もそれなりにそつなくこなせてはいた。しかし,准看護師としての経験を積むうちに,自分の知識不足や限界を感じるようになった。
看護師養成教育は平成になって大きく転換され,社会の変化に伴い,医療の現場でもさまざまな専門領域が確立されて制度としてもスタートしていた。再び,学ぶ機会を得たいという思いを強くしていた矢先,通信制初年度開設が,九州に2校と山口県に1校あることを知った。
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