特集 国家試験の評価
1期生として国家試験にとりくんで
藤田 あずさ
1,2
,
向山 久美
3,4
1川崎医療福祉大学
2現:東京女子医科大学病院看護部
3長野県看護大学
4現:長野県看護大学大学院
pp.524-528
発行日 1999年7月25日
Published Date 1999/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902092
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何もないところからの出発
1995(平成7)年に保健看護学科が設立された川崎医療福祉大学にとっては,今回が初めての国家試験受験となりました.1期生であった私たちは,授業・臨床実習をはじめすべてのことにおいて前例がないため,“何もないところからの出発”には慣れてはいましたが,国家試験ともなると状況も気持ちも違ってきます.先生方から国家試験対策についての話を聞こうとしても,時代が違いすぎていたり,合格率が年々下がり続けているためみんなかなり心配していました.
私たちの大学では国家試験対策というものは全くなく,4年生の4月に先生に言われ国家試験対策委員を一応決めたものの,委員自体どのように動けばよいのか,何をしていけばよいのか全くわからない状態でした.
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