特集1 看護学生の論文 入選エッセイ・論文の発表
論文部門
「患者の立場になる」という視点でみえたこと
大塚 裕美
1,2
,
岡本 友希
1
,
神宮 薫
1,3
,
田村 亜矢子
1,4
,
沼元 祥子
1,5
,
皆川 安里
1,5
,
山邊 理沙
1,6
1独立行政法人国立病院機構相模原病院附属看護学校
2津久井赤十字病院内科・眼科病棟
3国立病院機構相模原病院整形外科病棟
4千葉県医療技術大学校保健学科
5国立病院機構東京病院結核病棟
6国立病院機構相模原病院泌尿器科・耳鼻科病棟
pp.684-688
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100346
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はじめに
患者にはそれぞれの個別性がある。この事例では,患者が学生に対して攻撃的な言動を発することがあり,学生は傷つき,患者との関わりに悩むことになった。そこで,この事例を学生の視点と患者の立場の両方でプロセスレコードを用いて分析してみた。このことによって,この患者のおかれている状況など,冷静に患者の全体像を把握することができ,どのような看護を実践していけばよいか考えることができた。
個別性を尊重した看護について学びを深めることができたので,ここに報告する。
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