連載 看護の歴史―創る,学ぶ,探る,伝える・2
金子光先生から学んだ“歴史”
大石 杉乃
1
1東京慈恵会医科大学医学部看護学科
pp.172-173
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100225
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金子光先生は,2005年8月に逝去されました。金子先生とは15年ほど前からお手紙やお電話で,最近は毎年親しくお話をうかがう機会を与えてもらっていました。最初は,今は姿を消してしまった東急文化会館の喫茶店,茅ヶ崎に転居されてからは横浜のシェラトンホテルが先生のお気に入りの場所でした。
2004年の秋にお会いしたときは,旧厚生省(現厚生労働省)看護課長時代の話と厚生省看護課が消滅した経緯をうかがいました。自身が創った歴史は,自ら伝えなくてはならないという使命感で,金子先生が今まで語ることを避けておられたことも,主観を排し,誠実に,淡々と,事実を語ってくださったと思っています。
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