特集 ユニフィケーションシステムを導入した神奈川県立の看護専門学校
「特色ある学校づくり」の一環としてのユニフィケーション―神奈川県立よこはま看護専門学校の場合
佐藤 和子
1
,
市橋 麻由美
1
,
八ツ橋 のぞみ
1
,
田中 初江
1
,
東 則子
1
,
大野 美知子
1
1よこはま看護専門学校
pp.276-282
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100033
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はじめに
本校では,県立の看護専門学校の「特色ある学校づくり」の一環として,平成15年度からユニフィケーションを実施することとした。この背景には,人口の高齢化に伴う在宅医療,看護ニーズの増大,医療技術の進歩など,看護を取り巻く環境の変化があり,こうした変化に対応できる看護人材の養成を担う看護基礎教育にも多くの課題が提示されているということがある。
そこで,ユニフィケーションの実施に当たって,「看護実践能力の向上」「看護基礎技術の教育力の向上」「実習環境の整備」を重点的な目標とし,併せて,研究活動についても,今後,学校と病院が共同で進められるよう基礎作りをしていくこととした。
この2年間,3人の兼務教員をおいた。その活動をとおして,学校と病院が共にユニフィケーションの意義を実感として捉えられるようになり,暗中模索する中から一筋の明かりを見出したところである。まだ,ユニフィケーションを十分に評価する段階には至っていないが,現時点での兼務教員の活動実績を報告する。
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