調査報告
意識調査にみる産業保健婦の専門性—看護短大専攻科学生との比較より
西内 恭子
1
,
大岡 潤子
1
,
川上 弘子
1
1社団法人大阪府看護協会
pp.392-397
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902881
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大阪府看護協会産業看護小委員会では,平成7年11月に当協会会員の産業保健婦を対象として,産業保健婦の専門性に関する意識調査を行い,さらにほぼ同時期に看護短大専攻科学生,つまり保健婦学生を対象として同一調査を行い比較した結果,以下のような知見を得た。
1)職場における産業保健婦としての専門性発揮度は,「50%前後」と回答した人が最も多く,全体の28%を占めた。
2)専門性発揮度が「85%以上」と答えた人は13%で年代や経験年数とともに増加がみられた。また,同職場に産業看護婦のいる方がいない職場より専門性発揮度は高かった。
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