報告 保健婦教育の課題(1)
短大地域看護学専攻科の実情
宮地 文子
1
1埼玉県立衛生短期大学専攻科地域看護学専攻科
pp.390-397
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206839
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はじめに
大学における看護教育,特に看護短大や助産婦養成を目的とした短大専攻科が増加する潮流の中で,従来の保健婦教育のあり方が関係者の間で問題になってきた。又,最近の緊迫した保健婦マンパワー対策としても,優れた保健婦をいかに養成するかということが,重要な課題になっている。
埼玉県立衛生短期大学専攻科地域看護学専攻科は,昭和56年に,公立短大としては我が国最初の保健婦教育を始めて,これまでに3年を経過した。今後,同じような保健婦養成課程の発足が続く気運が高まっており,本学の経験を問われることが少なくない。そこで,未熟な経験ではあるが,本学の教育の実態を報告することによって,よりよい保健婦教育をはかる諸条件の追求に資したいと考える。
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